日本貸金業協会によれば、全国の無人店舗数は2024年9月末で2167店舗となっており、19年9月末の4014店舗から5年でほぼ半減しているのだそうで、物理的なカードを発行しない「カードレス」による手続きが浸透し、店舗の役割が縮小しているのだとか。

店舗削減の1つ目の波は10年に完全施行した改正貸金業法で、過去に取り過ぎた利息を借り手に戻す過払い金返還請求の急増により消費者金融の経営は悪化し、各社はいったん店舗を最盛期の半分以下まで大幅に減らしていました。

消費者金融推移

ここ数年の「カードレス」が浸透してきており、コンビニエンスストアなどにあるATMを利用してスマートフォンのアプリから現金の入出金ができるサービスの登場により、無人店の必要性も薄れ、さらに新型コロナウイルス禍によって店舗を利用する人はますます減り、カードレスを選ぶ人が増えてきていました。

業界関係者によれば、無人店舗1店舗あたりの年間維持費は平均で800万円程度もかかるのだそうで、利用者も減ってしまった無人店舗の削減は当然の流れだったのかもしれませんね。

    2025/01/22(水) 13:16 消費者金融 PERMALINK COM(0)

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